音楽起源論

・最近は黒沢隆朝さんの音楽起源論など読んでおります。

音楽の起源・・ということについて考えると
結局音楽の定義とは?音楽とは何か?という話になってきますね。
主な学説としては
言語から音楽へと考えるもの、
動物の鳴き声の模倣からと考えるもの、
トーキングドラムとか遠距離の仲間とやりとりするための信号として音をつかったものから、
宗教儀式に付随するものとして、
とか色々ありましたが、結局どの辺までを音楽とするかで全然話は違ってきそうです。

「音楽」というからには「音」とは違うのでしょうけど、
ジョン・ケージのことやマリー・シェーファーのサウンドスケープが入ってくればまた
さらにややこしくなってきますね。

単純に音程をもってないパーカッション的な音でよいなら、
クロマニヨン人とかがなんか気分良いときにホホイと地面叩いただけで
よいかもしれませんし。

これもまたタイムマシンでもない限り基本的には個人個人の尺度で考えるしかないでしょうね~。
まぁタイムマシンがあっても音楽の定義は揉めに揉めると思いますが、今よりは絞られるのではないかと。

この本の中では基本的に音階に論点を絞っておられます、
どの民族がどの音律をどういう風に使ってきたとかそういった話で構成されております。
というか色んな民族に取材してその音階発生レポートをまとめた本ですね。
膨大すぎて全部把握するのは難しいのですが

興味深かったのは台湾の高砂族の話で、
高砂族というのは首狩族と呼ばれていた人たちでもあるらしく、
首狩りの風習があると。

それで彼らの合唱はハーモニーを持っている。
大体平行四度であることが多いそうです。
ドだったらファの音でハモる。
ドの音が次レにいったらハモる人はソにいくという風に
四度の関係を保ちながら歌っていくと言う。

それでこうしてハモる合唱をしているのは西洋以外だとかなり珍しいことらしく、
かといって西洋の文化と交わった歴史があるわけでもなく、
どうしてハモるのかというところが非常に不思議。

西洋はそういう風になっていったが他国をみるに
人間が必ず合唱をして最初はユニゾンで、そのつぎはオクターブでその次は
何度でハモると、なっていたわけではないらしいので、
どうして高砂族がハモるようになったかがわかれば多少音楽の秘密のようなものが
解き明かされるのではないかという話でござんして。

それでその秘密は高砂族が演奏する弓琴にあるのではないかということでして、
その弓琴は弓の先を口にくわえてベンとならしながら口を開け閉めして演奏すると言うもので
多分口琴に近いイメージなのですがその倍音の変化がちょうど四度とかになるという話でした。
倍音の変化だから我々には音程が変化したというよりは
シンセサイザーのフィルターが変化しような音色が変わるような感覚に近いと思うのですが
その倍音の変化を聞き取っていると。

つまり器楽が先で、弓琴から得られた音程でハモっているということらしいです。


どの本か忘れましたが小泉文夫さんの本でもそういえば高砂族の描写がありましたね。

歌が上手い部族の方が首狩りが上手いと書いてあって、
首狩に行く前い部族の長が即興的に歌ってそれにハーモニーで
ついてこれないと今日はやめにしようとかしてたとか。

部族内での連携がしっかりしているかの目安にしてたということなんでしょうなぁ、
どこまで関連するかわからないけれど。歌はあわせるのがうまいけど戦いでは協調性ない人とか
別にいてもおかしくなさそうですし。

しかし、首狩族が発するハーモニーって
非常に字面だけだとセンセーショナルな響きがして
どこかよくできた話と言う感じがしてうさんくさい感じはどうしてもしちゃいますね(笑)

聴いてみたいが音源化されて普通に聴けるものなんだろうか?
多分小泉文夫資料室に行けば聴けそうな気もしますが・・。
これは気になる・・。
[PR]
by eugene_photo | 2012-03-26 03:35 | 雑記


http://twitter.com/kurosawahako


by eugene_photo

プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ

全体
Profile
観たいライブ
音源
告知!
写真
雑記
動画
過去のライブ
未分類

リンク

以前の記事

2017年 01月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
more...

最新のトラックバック

キョードー西日本 安全地帯
from わんこの想い出

検索

翻訳

人気ジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

音楽

画像一覧