ビッグ・データとミュージサーカス

・最近はビッグデータの衝撃という本を読んでいる。

なにかでビッグ・データという言葉を聞いたか読んだかして
気になったので読んでみたのですが結構面白くて、
うまく説明するの難しいのですが
定義としては「既存の一般的な技術では管理するのが困難な大量のデータ群」
で管理が困難になる理由はその量と、多様性、発生頻度とのことです。

例えばツイッターのつぶやきなんかは
ツイッターに参加している人がどんどんつぶやいて日々蓄積されていっているので
膨大なデータになっています。
天気に関するつぶやきと位置情報を集めて、
どの地域で天候がどうなっているかを教えてくれるホームページなどがあります。

また、グリーではゲーム内の課金アイテムの色違いで
ユーザーが同じ形のものでどの色のアイテムを購入するかを調べて利益を得ているそうな。
ゲーム作りに関しては個人の感覚よりデータを最優先しているとのこと。
確かに何十万人も会員がいて、それが一人百円のアイテムを買うとして、
それがちょっと色を変えると目にみえて買う人が増えるならそうしていくに決まっていますな・・。

アマゾンだったら
購入したものと同じものを買っている人の顧客情報を調べて、
同じものを買っている人が他に何を買っているかを教えてくれるおすすめ情報とか。

マクドナルドだったら、
携帯会員だとクーポンがそれぞれの消費行動にあわせて発行されるとか。
以前はよく来ていて食べるものが決まっていたら、
そのよく食べていたもののクーポンをだすとか。
うまく消費意欲を促すようにそれぞれにあわせたクーポンが発行される。

そういえばこのあいだツタヤでDVD借りたらクーポン発行されたけど
これももしかしたらTポイントカードで他に何を買っているかを分析して
発行されているのかもしれない。

色々本に載ってた例をあげてみたけど説明するのがやはり難しいので
よくわからん人はまぁ本を読んでください!


今の時代はポストモダン的といいますか
「大きな物語」がなくなった時代なのだと思いますが、
こうそれぞれに好きなものがあって皆で共有できるものがなくなってきているというか。
(最近じゃあヱヴァくらいかもしれませんね、はよ観たい!)

企業側がビッグ・データを分析することで、
それぞれ皆好きなものが違うなら調べ上げて把握したらいいじゃない!って感じなのでしょうか。
資本主義はポストモダンも超克する、ということで非常に
アメリカンな感じがして面白いですね。

でももっともっとビッグ・データが進むと
何かデジタルのパンクというかそういうものがでてきそうな感じがしますね。
もうありそうですけど。
思想としてデータセンターを物理的に破壊してまわるとか
管理されないぜ~データも結局はものだぜ~、とか。
まぁネットを絶対に使わない、という信条の団体とかありそうですね。


・そのビッグ・データとこの間参加したケージのミュージサーカスを
なにか関連づけて考えられたら面白いなと思ったのですが
なかなか難しい。

300人ぐらいの演奏者がいてそれぞれの演奏をするっていう通常の演奏会では
有り得ない情報量の多さと参加者がインターネットでの公募を中心に集められている、
っていうのが多少ビッグ・データ的なものと関連づけられそうな気もするのだけれど。

最近ではフラッシュ・モブというパフォーマンスが流行っているみたいなんですが
例えば街中でいきなりとつぜん数100名の人が静止する、
とかマイケル・ジャクソンの踊りを踊りだすとかそういうもののことらしいのですが、
これはやっぱり一人とか二、三人でやってもあまり意味をもたない。
たくさん人がいるから意味や面白さが生まれてくるものですね。
そしてある程度人数を集めるにはインターネットで公募という手段をとることになる。



というところで何が言いたかったか思い出しました。
ミュージサーカスは社会の理想的な状況を表している、という話があったような気がして、
それは一つの音楽を皆で演奏するのではなく、それぞれの人が独立して成り立っている社会、
ということだったと思いますがビッグデータでは多分その独立している個人個人も
分析して利用することができるということなのだと思います。

ビッグ・データは最終的に多分人間はタイプで分類できるというところにたどりつき、
個性という言葉の意味を失くしていくのでしょう。
ビッグ・データの技術が進めば、人間の創造性と解析の戦いという感じになってくるのかしらん。

その解析がすんでしまえば例えば人工知能のようなものも作ることができるのでしょう。

伊藤計劃のThe Indifference Engineだと(SF小説なのですが)
肉体を取り替えて人格や記憶を転写しながら何十年と活躍するスパイが登場するのですが
最終的に転写をしすぎて自分の意思がまったくなく習慣だけで動いているという風になってしまうのですが、
これの怖いところは他の人にはこのスパイの意思が消失していることなどまったくわからないのです。
話せばいつものように応えてくれる(なぜなら「自分」が習慣化している、ルーチンの枠内での反応でしかないので)、任務もしっかりこなす、ただしその人には意味がない。

そういうものなら作れるようになるかもしれません。
外面上はなにも人間と変わらないもの、というかそれ実際にどう違うかを自分たちは
知ることができるのか?そもそも自分たちの思考が習慣でないと何故言えるのか?
虫とかが単純な仕組みで動いているようにそれが単に複雑になっているだけで
実のところ人間に意思というものが存在しているのか?

こらぁもう哲学の領域ですね。


あ、ミュージサーカスの実際に演奏に参加した感想ですが今回はもう
ビッグデータ話で精一杯なので後で思い出したら書きます~。
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by eugene_photo | 2012-11-20 02:18 | 雑記


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